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げんぱつ先生トーク 書き起こし

 2011-10-19
前回、書いた武田鉄矢氏のことですが、私がネットラジオで聴いた内容のものを書き起こしたものが、ネット上に見当たらなかったので、日曜に、急ぎ、書き起こしておきました。内容が切り替わるであろう、日付変更ギリギリまで掛かりました(汗)。
まあ、このネタを取り上げた責任も一応ありますので。

さて、改めて書き起こしたものを読んでみると、武田鉄矢氏は原発問題を語るには、余りにも知識不足であり、偏った情報しか持っていないようで、その内容の薄っぺらさに、つくづくガッカリさせられます。

我々が電気を使うのに、今まで電力会社の人たちに感謝の気持ちを持っていなかったのが罪悪であるような事を真面目に言ってるんでしょうか?
事業の独占を国から守られ、そこに胡坐をかいて、いつの間にか金のなる木を育てる事に血道をあげるようになっていた電力会社の体質を見抜けないんでしょうかね。
彼らは別に、我々に奉仕する心を以って、電力を供給している訳ではないでしょう。いや、元々の創業理念には、そうしたものはあったでしょうが、今は、経産省を中心とした原発役人や原発企業らと結託して、金儲けの事しか考えていなかった筈です。

本当に国民の幸福を願って企業活動をしているならば、こんな大事故を起こしておいて、ロクな対策や賠償も用意せず、トップ自らが、5億の金を頂戴してトンズラするものですか。

「これは、天災が引き金を引いた人災事故であります。」と言っておいて、「いとも簡単に、だからオレの言ったとおりじゃないかとか、オレは何年か前にその事は、問題点は書いたんだとか言う方がいらっしゃいますが、それはずるいよ。それは、後出しジャンケンだよ。」と結び付けていますが、先見の明がある人が過去に警告していたんだから、後出しじゃないのは明白です。そうした警告を圧倒的な権力を以って揉み消し、世間に知られないようにしていた輩たちの方が、遥かにズルイのです。そいつらが、次々と繰り出している詭弁も真に受けているんでしょうかね。

過去にあった巨大な津波の来襲も、3.11で初めて明らかになった訳ではありません。そうした警告も、原子力村は、「有り得ない」と無視していたと云う報道も何度もありました。
そんなことさえ、武田氏は耳にしていないのですね。

他にも、外部電源に頼らない安全な原子炉が開発されているだとか、プルトニウムは燃やせば消えると思っているらしく、その為にプルサーマルを稼動させろだとか、このトーク番組は、皮肉たっぷりのお笑い番組なんでしょうか?

こんな内容のものを公共の電波に乗せて、不特定多数の人々に、いまだに聴かせようとする日本のメディアは、本当に腐っているのでしょうか。

まあ、とにかく、薄っぺらな割には、長くなるので、よろしかったら、下の『続きを読む』をクリックして、ご覧ください。
----------1日目----------

おはようございます。武田鉄矢です。
おはようございます。水谷カナです。

先週から、原子力レッスン続けております。
(カナ) だいぶ、分かってきました。

だいぶ分かってきたでしょ。
(カナ) はい。

何故、水を注ぎ続けなければならないのか、とかね。

で、その、もんじゅの話もいたしました。
これは、プルトニウムという、残存物といいますか、ウランの、まあね、排泄物されちゃう(?)
ところがこれが、いや、無茶苦茶に毒性が高くて、よく燃えるという、1kgにも満たないウランを燃やすと、100kgものプルトニウムが出てしまうという、だから、量は、日本は国家機密ですから教えませんが、もう、プルトニウムは際限もなくあるわけでしょうね。

そして、処理の方法も決まっておりませんから、各原発内にプルトニウムを蓄えてるとすれば、これはもう、やっぱり何処かでちゃんと処理しないと。。。

あの~、皆さん方に、こう、決して暗い気持ちを投げ掛けるためにお話しているんじゃないんです。
どんなに話しても必ず希望はあると思いますんで。

で、一つだけ言える事は、脱原発でも何でもいいんです。
あの~、もう皆さんが、みんなが原子力に疲れたと言うんだったら、それでいいんですが。
絶対に言える事は、脱原発、菅元総理が仰るとおり、脱原発のためだったらば、少なくとも計画は100年単位。
200年から300年後を目標にすると云うこと。
それを、数年でやろうとすると、必ずまたリスク、人災が出てきます。

ですから、そのために脱原発をやると言うんだったらば、ヒステリックに叫ばずに、その情熱を静かに燃やすこと。
そして、私たちが原子力の知恵を少しでも増やしていく事ではないかと云うふうに思います。

皆さん、そういうのを無駄に感じます?

でも、この番組で一度取り上げたことがありますし、チョッと今、たいへんな人気者になってらっしゃいますが、あの、岡田教授の、「言葉が足りないと人はサルになる。」っていう、私たち、原子力についてはサルだったんじゃないですかね。
あまりにもメディアの方、あるいは保安委員の方に頼りすぎた。
今も、メディアの方、正直に言え、正しく伝えなさいと言うが。
じゃ、原子力において何が正しいのかと云うのは、私たち自身が、自分で基準を持つべき時ではないだろうかと、なんかこう、国任せにしててはいけないような気がするんですよね。
これは、100年後の未来にも関わる事ですから。

さあ、ここからさらに、原子力レッスン、進めて参りましょう。

えー、まずは、何故、プルトニウムと云うような、始末の悪~い生成物を出してしまうウラン原子力を、何故、我々は始めてしまったんでしょうか?

ん~、それはですね。
やっぱり、広島、長崎の原爆から話を始めなければならないんですけども。

一番最初に、この原子力と云うエネルギーに関して、我々が、その、地上で認識したのは、兵器としての原子力、核爆弾、だったんですよね。

これ、宿命的ですね。

米ソがまずは、核先進国として考えたのは、核エネルギーを利用しつつ、それが、兵器としても使えると云う。ですから、原子力技術を磨くと云うことは、いつでも、核兵器を作れると云う潜在的な軍事能力を持つわけで。ですから、秘密めいた作業になってしまったのではないだろうか。

原子力行政を進めたのは、政府自民党、あの頃はそうです。
そして、平和利用を主張しながらも、軍事に簡単に、核を転用できる。それを抑止の力として、防衛力として使おうと云う、そのことに対する、その、野望があったのではないか。
それがやっぱり、この国の闇の中にあったのではないだろうか、と云うふうに思います。

その頃の総理大臣はことごとく、その事を夢見たんじゃないでしょうかね。

原子力開発、あそこの国上手い、と云うことは、あそこの国だったら、あれ、原子爆弾とか、水素爆弾も出来るくらいの技術持ってるんだぜ、って云うふうに国際社会に思われると、軍事的にも便利だって思う人たちがいたんじゃないですか。

現実に、そんな事言う、言ってた人、いたじゃないですか。
北朝鮮が核開発に乗り出した時に、我が国はやらないんだと、やろうと思ったら、その~、核兵器なんか何日間ですぐ出来るんだ、って言ってたでしょ。
つまりそれは、あの国に対して抑止になりうる、と云う。

現実に、そりゃそうですわな、日本は、まあ、あの、ロケット技術に関しましても、はやぶさを含めまして、優秀なものを。。。

(カナ) そうですねぇ。う~ん。

だから、我々はその事を、あの~、俺たちは出来るんだけどやらないんだぜ、みたいな、抑止で使ったんではないでしょうかね。
そして、その自民党に票を入れ続けたのも、私たち日本人でございますから、責任者出て来いと、あの~、関西漫才風に叫ぶより、やっぱり我々は我々の責任を、我々の人数で割ったほうがいいのではないかな~と云うふうに思います。

そしてもう一つ言われるのは、CO2を出さない等との利点の安全神話。で、兵器にも使えると云うことで、技術そのものが局在化、誰かの秘密にされたと云う。
科学者と云う一群の人々と、原発労働者と云う人。この人たちの知識に、差があればあるほど、原発、あるいは原子力の秘密は保持されていると云う幻影が我々にあったんではないでしょうか。

えー、まっ、チョッと今、時間が来てしまいましたけども、チョッと、もう一回だけ、まな板の上で、チョッとその辺、昔から捌き直してみたいと思います。
この次、また明日のまな板の上で。

----------2日目----------

おはようございます。武田鉄矢です。
おはようございます。水谷カナです。

科学者と原発労働者の、原子力に対する知識の差があればあるほど、秘密は保持されているという。
で、その方々が、何かこう、病気で亡くなられると、実は放射能を浴びたせいではないか、なんて云う事が密やかにという。

この国の経済、娯楽、テレビ、ラジオ、全部電力です。
我々は、一言の礼も言わずに、使うだけ使って、その源で労働する人たちに対して、指から先も敬意を払わなかったっていう、私は、その、そのなんか悔いのほうがデカイんですよ。

(カナ) なんか当たり前のようにねぇ~。

礼を言わなかったよね~。

(カナ) そうですねぇ。

えー、原子力に関しまして、日本は幾つもの教訓となるべき事故を起こしております。
まずは、もんじゅ。
それから、原子力船むつ騒動、覚えていらっしゃいますか。
えー、東海村、臨界事故。
そして、外国では、スリーマイル島、チェルノブイリ。

原発事故、多々ありまして、その度に私どもは教訓を汲み取るべきでした。
でも、私どもが、教訓の結論にしたのは、怖い、やっぱり怖いよ放射能は、とかって云う非常に単純な、で、今起こっている事。それは、福島第一原発の事故でありますが。

これは、絶対に勘違いするのはやめましょうね。

これは、天災が引き金を引いた人災事故であります。
防ぎようはあったかも知れませんが、これは、福島第一原発の方々のミスで起こった事ではありません。
ひとまず、地震と津波と云う天災が引き金を引いた、世界に原発事故は幾つも起こっておりますが、これは初めて、天災が引き金を引いたと云う原発事故であります。

そこを、どことも違う体験をしてるんだと云うことを、いとも簡単に、だからオレの言ったとおりじゃないかとか、オレは何年か前にその事は、問題点は書いたんだとか言う方がいらっしゃいますが、それはずるいよ。
それは、後出しジャンケンだよ。

ん~、それは、あの、ある方から、たしかに聞いた事ですが、福島第一原発をお行きになると分かりますが、
乗り越えて津波が来ると云うのは、想像できるかどうか思ってくれって言われた事がありましてね。
それぐらい、十数メートル、20メートルにも及ぶ津波と云うのは、とにかく、想像もつかないような。

えー、想像もつかないことがチョッと、やでやがら(?)起こってしまいました。

今、原子力レッスンと云う、放射能の基礎知識の本を三枚に卸しているんですが、次の原稿をめくりましたら、赤ペンで、ここから本を乗り換えるって書いてありましてね。

(カナ) (笑)え~、どういうことですか?本を乗り換える?

はい、ここからは、武田徹さんの本、に乗り換えます。

これはね、ハッとするタイトルでありまして、私たちはこうして原発大国を選んだ、えー、中央新書であります。

えー、ここに、武田徹と云う、えー、まあ、チョッと、あのー、名前が似ておりますけども、勘弁してくださいませ。

この武田徹と云うジャーナリスト、がね、もう、もの~凄く深く、原発問題について、膨大な文書を残しているんですよね。
この人の本は、けっこう、売り切れたりなんかしております。
読んでおりましても、簡単に結論を言わないと云う、凄まじいジャーナリストでありまして、この方の考え方、まず、辿ってみますね。

いろんな考え方、皆さんありますから、でも、私はこの人の本を手に取って読み進み、納得しつつ読み進み、読み終わったもんですから、この人の本から、この方はまず、この本中で、こんな事を仰っております。

推進派にも、反対派にも、私は共感的になれません。
そう云う態度を私は、ジャーナリストとして、取っております。

えー、説得に力があり、この、自分が共感的になれる、そう云うものを、今、推進派の人にも、反対派の人にも、私は見出す事が出来ないと云う、この武田徹と云うジャーナリストの言葉に、チョッと頷いてしまいました。

戦禍により、原子爆弾の直撃と被曝を世界人類で初めて受けた。そこから、日本の戦後が始まった。
でも、ズバリ言いますと、敗戦と同時に、もうすでに日本は、核の時代に巻き込まれていたんだと。
いや、これ、日本だけでなくて、世界中が核の時代にと云う。
その、核兵器に対するまがまがしさと云うのは、もう日本人は最初から持っております。

これは、娯楽作と云うよりも、その当時、問題作でありました。
私がねぇ、小学校2年だったかなぁ。
ゴジラ。

(カナ) ゴジラ。

武田徹と云うジャーナリストは、ここまで取り上げておりますね。
ゴジラはいかにして生まれたのかと。
これは、核兵器を象徴する怪獣として、核の呪いとして、ゴジラと云う怪獣が、登場したんであります。

で、ゴジラは凄いことに、この一発目でヒットした故に、死なずに蘇り、他の怪獣とも闘うと云う怪獣になっていって、途中では、シェーまですると云う、子どもまで出てくると云う怪獣にと云うね。

でも、この武田さんの言い方がね、ハッとするんですが、
最初、ゴジラは、まがまがしい水爆の申し子であったと。
それがいつの間にか、キングギドラとか、キングコングなんかとも闘う。
あるいは、モスラなんかとも闘うと云う怪獣になってって、息子まで生まれたって云う。

それがどうもね。核兵器のまがまがしさから、原子力の平和利用へ、その架け橋と、ゴジラは利用されたのではないかと云う視点がね、チクッと胸に刺さるんでありますが。
この次、また明日のまな板の上で。

----------3日目----------

おはようございます。武田鉄矢です。
おはようございます。水谷カナです。

武田徹さんと云うジャーナリストの本に乗り換えております。
ここに、日本の戦後の原子力に対する考え方の変遷があります。

カナさんはお若いから、ご存じないでしょうが、小学校、私、低学年でしたけど、ゴジラって怖かったよ~。
ん~、あの服部時計店壊したりなんかするんですけどね~。
銀座に現れたの、ゴジラの恐ろしさね。晴海から上陸してくんですけど、もう、小学生だから、夜寝られなかった。ダダダン、ダダダン、ダダダン、っていうので、ギャーーーーって言いながら、あの恐ろしさ。
しかも、物語りはよく覚えておりませんが、ゴジラが水爆の放射能を浴びて、古代の生き物が巨大化して、核の化け物として登場する。

ところがね、日本の政治家の中に、このゴジラを悪用しようとする、利用しようとする。
と云うのは、ゴジラは、水爆の放射能を浴びて死ななかったワケだ。
ゴジラを捕まえて分析すれば、水爆の放射能で死なないと云う、理屈が分かるかも知れない、って云うんで、捕まえようとするんです。

ところが、コントロールが不可能で、一番最後、オキシジョンとかっていう、オキシジョン爆弾とかっつって、ゆう爆弾で、海底に泡となって、ゴジラは死んでいくんですよ。

その、死の灰は浴びることの恐ろしさって云うのは、こんな化け物を作ってしまうんだ、っていう、東宝特撮部の、あの~、なんか叫びが聞こえてくる。
ところが、あの変わり始めるんですけども、ゴジラがゆっくりと平和的になって、今度は、アンギラスなんていう悪い怪獣が出てくると、なんか妙に日本を守るために戦う怪獣として、再度蘇って来るんですけども。

それと同時期に、核を怯えててはいけない。
これを平和利用しようと云う、原子力平和利用の象徴として、鉄腕アトムですよね。アトムって言うのが、今日言っている、原子力レッスンの原子に当たる訳です。
しかも、彼の妹はウランちゃんであり、弟はコバルト君であります。
全部、放射性物質なんですね。

このアトムが活躍する、それが日本の未来を象徴すると云う。

平和利用に関しては、原子力って云うのは、日本にやっぱり、未来を照らすもので、これ昭和30年代ですけども、あたしやっぱ覚えてますよ。東海村で、初めて原発電力が東京へ送られると云うニュースは、明るいニュースとして、科学時代の幕開けとして、あの、迎えられた。

で、昭和70年代、大阪万博。これ、私は知りませんが、えー、ジャーナリストの武田徹氏によりますと、万博会場には電光掲示板が流れまして、その電光掲示板に浮かび上がった文字は、この電力は、敦賀原発で作られたものですって云う、文字が流れる。
そうすると会場から、うわぁー(パチパチ)というね、人類の進歩と調和。それを象徴するのが、敦賀原発。その明かりで、大阪の万博会場が照らされていると云う、敦賀原発はその瞬間、進歩と調和の象徴であった訳であります。

これと、歩調を合わせまして、政府自民党によって原子力は、地方を活性化させる、魔法となった訳であります。
田中角栄は、東京の繁栄を支えるために、地方を使い、地方を潤す妙手として、原発に飛びついた。
ですから、原発大国日本を作る、そういう科学、原子力科学大国。原子力との共存こそが、アトムの未来であったと云う。

これが、80年代に入ると、スリーマイル島とチェルノブイリで、米ソで、原発先進国あった筈の二大国で、事故が起こるわけでありますね。
事故による被災者の呼び方は、これ、今でもそうでありますが、被曝、あるいは被曝者と云う呼び名になっておりますね。

えー、これは、朝日新聞も書きましたね。
福島県の子どもたちの、かなりのパーセンテージが被曝してると云う。
ただ、その量と云うものを見つめますと、果たして、被曝と云う、一括りの大きい、あの、その、呼び名で呼んでいいのか、って云う。
う~ん…。

その被曝と云うのは、やっぱり、ハッキリ申しまして、あの、差別を生む言葉でありまして、現実に福島辺りでは、この、お前が来ると、放射能が染つると云うような、もうあの、はだしのゲンと同じランクの言葉が使われたりなんかしている訳でありましてですね。
チョッと、やっぱ言葉遣いはねぇ。あの、気をつけなければ、もう私なんかも重々、あのー。

えー、1999年9月の事であります。
東海村JCO。核燃料加工施設で、二人の作業員が、バケツと肥採り柄杓で、ウランのタンクに溶液を入れる時、臨界が発生し、二人は被曝、死亡なさっております。こんな事故、あったんです。
1999年、これ、もう、大騒ぎになりましたね。

カナさん、先週お話した、臨界を起こしているんですから。
しかもこれ、凄いことに、そのー、ウランのタンクの中に溶液を入れて、それで臨界が発生するんですけれども、そん時の道具が、バケツと汲み取り柄杓ですよ。

(カナ) その事故の時は、そりゃあ、ビックリしましたよね。
柄杓使ってるってのって云う~。

これもう、呆れ返ったって云うんで、えらいマスコミ大騒ぎになりましたが、この二人の方、バケツと肥採り柄杓で、ウランを扱おうとしたんですけど、この二人はですね、ちゃんと管理職の方に、これで大丈夫ですかと聞いてらっしゃるんです。
やっぱり、不安だったんですよ。

(カナ) そりゃあ、そうですよね~。

返事は、管理職の方が、いつもどおりで大丈夫だよ。

このやり取りの問題点を、明日チョッと掘り下げていきましょうね。
この次、また、明日のまな板の上で。

----------4日目----------

おはようございます。武田鉄矢です。
おはようございます。水谷カナです。

昨日話したのは、1999年の9月、東海村JCO核燃料加工施設で起こった事故であります。
二人の作業員が、バケツと肥採り柄杓で、ウランのタンクに溶液を入れる時、臨界です、が発生し、二人が被曝、死亡したと云う。
こん時は、大騒ぎになって、なんちゅうこったと云う。
でもね、カナさん。冷静に見るとね。チョッと、別の相が見えてくるん。
武田徹さんて云うのはスゴイよね。そう云う意味では。

あのね、この日、作業員は、高速増殖炉常陽に向け、先週お話したプルトニウムの問題ですよ。燃やさないと溜まるばっかりだから。
それで、もう1基、高速増殖炉常陽というのがあります。
これに向けて、燃料加工で、そのー、核燃料を、んのタンクに近づいたワケです。

実はですね。
管理職の人も、二人から、大丈夫ですかと聞かれ、いや、それで大丈夫だよ、と答えた。ということを、まず覚えといてください。

ところがですね。いつもどおりじゃなかったんです。
この日の作業は、つまり、こういうことです。

いつもだったらば、バケツと肥採り柄杓で大丈夫だったんです。
それでおそらく、大丈夫だったんです。作業を効率化するために。
それは、誰かが考えた、お手軽な処理の方法だったんです。

ところが、そのことを、二人の作業員の上の方が、ご存じなかったんだ。
上のほうは、マニュアル通り、慎重にやってくれてると思ってたんですよ。
つまり、上層部の方と現場の方の原子力に関する知識が切れてるんですよ。

これが、現場で起こってる事の悲しさと云うかな、上層部はてっきりマニュアル通りに従い、肥採り柄杓とか、バケツとか、そんなものがあろうことすら知らなかった。

ところが、慣れた方が一回、それでやって、何の問題もなかったんです。

被曝なさった方々は、孫請け作業員ですよ。
お二人の作業員の方は、なんと、臨界と云う言葉もご存じなかったんです。

で、これ、凄まじいのはですね、これ、お二人が、肥柄杓とバケツでやって、その作業やった瞬間に、タンクから青白い火が飛んだっていいますから、もう、パーフェクトな臨界なんですよ。

(カナ) でも、それが臨界だと、分からないんだと。。。

いうことすら、知らなかったっていう。

それから、これはもう、あの、聞くとぞっとしますけども、二人が青白い光を見て倒れているんですよね。
そん時に、上層部の方が救急車を呼ぶんですけども、その、発作で倒れたって云うことで。
で、救急車が来て、救急車の人も一発で気付いているんですよ。

これは、発作で倒れたとか、そんなもんじゃない、っていう。
それで、二人を触るまで、何時間か掛かってるんです。
救急車の方も、そりゃもう、彼らのほうは知ってるから、近づかないんですよ。

これは、もうもうの凄いんですね。臨界に達したタンクに、えーその、うー、この時ですね、中性子を逃すために水を抜き、アルゴンガスを注入しなければ、収まらないんですよ臨界が。もう、核分裂が始まってるんです。

こん時に、これね。16人の決死隊をその場で結成してるんですよ。作業員たちが。
子どもを作る可能性がないベテラン作業員の16人で決死隊を作ってるんです。
そしてこの16人は、再臨界を抑えるために、ホウ酸を注入。この間、核分裂の爆発の危険があるんですけれども、16人は、作業続行、16人全員被曝。

この臨界の恐ろしさは、ウランですね。彼らが扱ったウラン。二人を死亡させたウランの臨界ってのは、どのくらいの量で起きたかと云うと、0.98mgで起きているんです。
たったそれぐらいで、二人が死亡してしまうと云うぐらいにですね。

そして、この16人の決死隊の人たちは、被曝するんですけども、この方たちももう、迷わずに、手を上げてるんです。自分が行きますって。

それは、自分たちで起こした事故ゆえに、自分たちで片付けなければならないって、思ってるんですね。
滅私奉公ですけど。

でも、この言葉の何と云う、この孤独さでしょう。

電力を100万単位の人たちに供給し、この事故が起こったら、決死隊を作って、秘密のうちの抑えてしまわないといけないんだという。

もう一つ孤独なんですけど。

JCOっていうのは、この、原子力のこの、あれっていうのは、もう、最初っからね、どんどん人数が減っていく
リストラ職場なんですよね。
当初180人の社員で、91年には162人、98人には110人に知ってる、あっ、減ってるんです。
どんどん、どんどん、作業員が減ってく。
ですから、自然と専門知識を持つ者は、もう減っていくんです。
で、直接に現場でウランを取り扱うのは、現場研修1年ですよ。
現場研修1年くらいの人たちが、コストを低くするために、雇われていくと云うね。

これは、やっぱり、僕は最大の問題は、孤独だと云う事がね。
まあー、やあ、ごめんなさい、とにかく、勉強続けましょう。
この次、また明日のまな板の上で。

----------5日目----------

おはようございます。武田鉄矢です。
おはようございます。水谷カナです。

こうやって、事故を読んでても、原発作業員の方が、原子力発電を担う方々の孤独が、伝わってくるんですね。

えー、あのー、武田徹さんは、あのこの他にもですね、あのー、提案はなさってます。
安全な原発と云うのも、可能性としては、いっぱいあるんですって。

例えば、あの、これは、スウェーデンかな、スウェーデンに於いてはもうすでに、開発稼動してるそうですけども、あのー、外部電源に頼らず、格容器内外で圧力差が生じて、自動的に、あのー、原子炉を冷やすと云う、あの、考える原子炉みたいなのは出来てるんだそうです。

それから、あのー、日本ではですね、このスウェーデン製よりももっと安全な原子炉を実はもう開発してるそうです。Tという名の電機メーカーが。

これもう、ホンとガックリくるな聞くとな。
えーと、ごめんなさい、ちょっとバラバラんなっちゃいますけども、著者はさらに、えーとー、小型原子炉っていうのを提案してらっしゃいます。

これ、原子炉をうんと小さく、完全密封型にして、ある地域だけに、電気を供給すると云う、小型原子炉。
で、使い終わったら、廃棄できるって云うような、完全密封型。これも、アイデアはあるそうです。

この、武田さんの言ってることに思わず、なんかこう、納得しちゃうんですけど、この方は、核論と云う本、名著を書いてらっしゃるましてね。核の技術に関しては、意見のある方なんですが、推進反対の金縛り。お互い金縛りにし合うような、議論をやってたんじゃ、核は解けないんだと。

まったくの私の意見でありますけども、原子力について、私も3、4冊、本を読みましたけども、私が読む本は、やっぱり、つい傾向として、武田さんみたいな方の本を読んじゃうんですね。

でー、今、あの、東電、福島原発っていうのは、告発本がいっぱい出ております。あいつが悪いんだって云うようなね。それから、元々おかしかったんだとか、何年か前に私が言ったとおりでしょうとか、って云う本が出てますが、ちょっと私、読む気がしませんで、やっぱり希望を持っている方とか、解決策を持っている方、
それが、自分の読書傾向としてあることを、あのー、まず、皆さん方に、あのーね、分かっていただきたいと、チョッと私もある傾向にありますんで。

ただ、やっぱり今こそ、新しい議論をと云う、小型原発から、ウランを使わない原発、それから、やっぱり、プルサーマル稼動して、プルトニウムだけはきれいに、100年200年掛かっても燃やし続けて処理しないと、どっかの国の地下に埋めるみたいなことだけは、やめましょうぜ。

そして、武田徹記者の言っている言葉の中で、原子力の労働に当たる人々に対して、あの人原発関係者、なんていう呼び捨てにしてるんだって云う、そう云うところから原発問題は絶対解決しないんだ、って云う、力強い、なんかこう、あの、意見を聞きまして、あの、やっぱり、凄く、あのー、んー、あのー、やっぱり、そのなんか、セシウムなんていうことに関しても、からかいの発言が電波を使ってあって、大きな問題になりましたけれども、とにかく、無知であると云う事がね、やっぱり、一番、好くない事なのじゃないかなあ、と云う。
それから、これは友人から聞いた話で、あのー、どっかのなんか80歳の老夫婦が貴重な老後の資金で、ガイガーカウンターをお買いになってね。ずーっと計ってらっしゃるんだけど。あのー、やっぱり、ガイガーカウンターを購入して、全てをチェックすると云うような図っていうのは、本当に、なんかこう、せつなーくなりますんでね。

えー、あのー、なんかこう、放射能、あるいは原子力、あるいは核に対して、とにかく、こうなりゃ勉強していきましょう。

(カナ) やー、だからもう、大丈夫だって言う人もいるし。大丈夫じゃないって言う人もいるし。
どっち信じていいか判らない時に、やっぱ、自分が勉強してなかったら、自分の考えとか意見、生まれないので、たしかに仰るとおり勉強しなきゃいけないんだなと思います。

チョッと、最初は原子力の、あの構造の方から、あの、後のほうは、あの、武田徹記者を、あの、チョッと力を頂いて、原子力の大体の流れをね、説明したと言うことですけども、やっぱり、東海村の臨界事故に関しましても、やっぱり、無知なんですよね。

無知ゆえの事故。それがなくなれば、何とかね、希望の道は見つかるような気がします。
そして、前から私思ってましたけどもね、やっぱり、原子力発電所で働かれてる方、その方々に対する、ある敬意と云うのは、やっぱり、電力を消費する者として、なんかやっぱ、感謝したいな~、と云うふうに思うんですよね。

えー、二週に亘りまして、原子力レッスン、これまだ、私の知識なんて大した事なくて、いっぱい穴が空いておりますんで、この後も着々と、お勉強しながら、この原発の問題に関しては、発言して、あの、三枚に、頑張っておろしていきたいなと思いますが、どこまでおろせるか、とりあえず、原子力レッスンとして、締めの言葉としてね。

えー、本日も、あの、福島第一原発で、作業に当たられている、えー、吉田、(泣き)。
吉田まさお所長以下の、あの、作業員の方々、本当に、ご苦労ですけども、今日もとにかく、日本を、100年の未来の為に、作業の方、よろしくお願いいたします。
えー、福島第一原発で、作業なさっている、あの、作業員の方々の、今日一日の、ご安全を心からお祈り申しております。どうぞ、ご安全に。

----------終わり----------


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Author:オルダ
『三丁目の夕日』時代に、東京都心の某三丁目で産湯に浸かった、不思議マニア、地震雲ウォッチャーにして、野球大好きな、どこにでもいるオヤジの一人です。

ブログのタイトルは、子供の頃に好きだった『天才バカボン』のパパさんの決め台詞から拝借いたしました。

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